イベント出演者のための基本的マナーガイド
初めてのイベント出演でも安心。このガイドで基本マナーを学び、プロフェッショナルな印象を残しましょう。出演者として気をつけるべきポイントを徹底解説します。
初心者が陥りやすいマナー違反
イベント出演初心者の多くは、無意識のうちに関係者に迷惑をかけています。
マナーを教わる機会がないため、自覚なく小さな問題を起こしています。またそれに気付くことができないケースがほとんどです。
イベントは皆で作り上げるものであり、個人のエゴを表現する場ではありません。出演前に基本的なマナーを身につけておくことが、すべての関係者にとって大切なのです。
挨拶
基本中の基本:挨拶はちゃんとしよう
1
到着時の挨拶
会場に到着したら、まずお店のスタッフや出演者に挨拶しましょう。挨拶をすることは普通のこと。「本日はよろしくお願いします」の一言が良好な関係の第一歩です。
2
帰る時の挨拶
イベント終了時や自分の出番が終わった後も、関係者への挨拶を忘れないでください。「お世話になりました」と伝えることで、自分の人間性をアピールできます。
挨拶さえできない出演者は、どんなに技術が高くても再度声がかかりにくくなります。基本的なコミュニケーションが、あなたのアーティストとしてのキャリアを左右します。
関係者とのコミュニケーション
センスが近い人々が集い、縁あって同じ時間を共有するイベントでは、関係者とのコミュニケーションから得られることがたくさんあります。
共通の知り合いや好みが見つかったり、良好な友人関係を築ける機会になることも多々あるでしょう。
お互いをリスペクトできる関係が理想的で、そのためにもまずは壁を作らずコミュニケーションしてみましょう。
お店のスタッフや共演者との連携は重要で、思いもよらない広がりが生まれることが多々あります。

周囲とコミュニケーションする気持ちがなく、自分のパフォーマンスをアウトプットすることだけが目的の場合、イベント出演には適さないといえます。出演するべきか否かよく検討してみてください。
滞在時間について
イベント参加の責任
出来るだけ最後まで参加する
自分の出番が終わったからといって、すぐに帰るのは印象が良くありません。可能な限りイベント終了まで参加しましょう。他の出演者を応援したり共感する姿勢が、縁の広がりにつながります。
途中で帰る場合は最初から伝える
予定や都合があり早く帰る場合はブッキングを受ける際にしっかり伝えておきましょう。直前や当日に自分の出演が終わったら帰ることを言い出すのはマナーに欠けています。
自分の出演時間が終わるとすぐ帰るアーティストや初心者に周りは何も指摘してくれません。
良くない例の典型的なパターンであり、アーティストとしてマイナスイメージに繋がることを理解してください。もし最後までイベントに参加できないのなら、ブッキングを受ける時点で最初から伝えておけばOKです。
タイムテーブルの重要性
イベントのタイムテーブルは、ただの時間割ではありません。これは、イベント全体の流れを円滑にし、すべての関係者が最高のパフォーマンスを発揮できるよう導く、重要なガイドラインです。
時間を守ることで、他の出演者、スタッフ、そして観客への敬意を示し、プロフェッショナルとしての信頼を築くことができます。この基本的な規律を守ることが、将来のブッキングへとつながる「扉が開いていく」鍵となるでしょう。
事前にタイムテーブルを確認し、自分の出番だけでなくイベント全体の進行を意識して行動することが、成功への第一歩です。
タイムテーブルの重要性
イベント直前になってタイムテーブルの変更を希望することは、関係者を困惑させ大きな負担をかけます。タイムテーブルは慎重に組まれており、一人の変更が全体に影響するのです。

やむを得ない事情でスケジュール変更が必要な場合は、できるだけ早く(理想的にはブッキング受付時)主催者に連絡しましょう。直前の変更依頼は極力避けてください。
宣伝告知に協力しよう
イベントの成功には、出演者による宣伝告知の協力が不可欠です。フライヤー画像が用意されるので、インスタグラムを中心にSNSでの告知が始まったら、積極的にシェアしたり投稿したりしてイベントの宣伝に協力しましょう。
あなたのフォロワーにイベントの存在を知ってもらうことで、集客に繋がり、イベント全体の盛り上がりに貢献できます。
集客できなくても宣伝しよう
毎回イベントに人を集めるのが難しいことは重々承知。オーディエンスを集めることができなくても宣伝する姿勢が大事です。お店の人や共演者はその姿勢を見ています。
積極的にシェア
主催者や関係者の投稿を積極的にシェアし、自分のフォロワーにもイベント情報を届けましょう。
宣伝する姿勢が大事
イベントの宣伝に協力的か否か。こんな行動も多くの人が見ています。
タグ付けとメンション
関係者のアカウントをタグ付け・メンションすることで、相互の露出を増やし、情報が拡散されやすくなります。
人前でパフォーマンスする上での基本
機材の知識と準備
事前確認
イベント前に現場の機材を確認しておきましょう。現場の機材がわかれば自分で詳細を調べてみましょう。「何が必要か分からない」という状態で当日を迎えるのは避けてください。
予備の準備
自分が使うケーブルや機材の予備を持参しましょう。突然のトラブルに対応できる準備は基本です。
ケーブル類を持参せず、平気でお店のものを借りる初心者がたくさんいます。
機材の基本知識
自分の使用する機材の基本的な接続方法や必要なケーブル類は事前に理解しておきましょう。現場でのトラブルを最小限に抑えられます。
現場での対応力
事前確認の重要性
自宅やスタジオで機材セッティングの練習をしておくことで、本番での不安を軽減できます。特に初めて使う機材がある場合は、必ず事前に操作方法を調べておきましょう。
わからない場合は事前に素直に助けを求めることも大切です。
当日にプレイ・演奏できないのは大問題
当日、自分の時間になってプレイ・演奏できない方がいるのは事実です。イベントが中座してしまい周りに迷惑をかけてしまいます。また自身のアーティストイメージにマイナス印象を与えます。
アーティストとしてのプライドを賭けて自分の演奏枠は対応してください。
ギャラに関する正しい認識

後日になってギャラを要求することは非常に失礼な行為です。出演条件は必ず事前に確認し合意しておきましょう。
1
オファー時
出演依頼を受けた時点で、ギャラの有無や条件について確認しましょう。オファーする側からギャラの提示がない場合、基本的にギャラは発生しません。
2
出演前
フライヤーやクレジットの確認はレスポンス良く。わからないことは曖昧なままにしないことが重要です。
3
出演後
事前に合意していないギャラを後から要求することは避けましょう。あなたのイメージに影響します。
イベント出演成功のポイント
挨拶はちゃんとする
挨拶とコミュニケーションを大切に。関係者全員に敬意を示しましょう。
時間を守る
出演時間の厳守と、イベント全体への参加を心がけましょう。
準備を怠らない
機材の知識を深め、必要なものは必ず持参しましょう。
プロ意識を持つ
誇り高く自分のイメージを保つためにプロ意識を持ちましょう。
これらのマナーを守ることで、あなたは単なる「出演者」から、主催者が再び呼びたくなる「プロフェッショナル」へと成長できます。イベント業界での評判は口コミで広がります。一つ一つのイベントを大切に、素晴らしいキャリアを築いていきましょう。
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イベント出演の準備は万端ですか?あなたの情熱を、次のステージで表現しましょう。